御許
隠れて見候つれば、内より御許(おもと)だちたる女出で来て、男の候つると語らひて(今昔物語)、
とある、
御許、
は、
宮廷の女房などを呼ぶときの敬称。相当の身分の女性の意味、
とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。
御許、
は、
みもと、
と訓ませると、
仏世尊の所(ミモト)(「地蔵十輪経元慶七年点(883)」)、
と、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか