御許

隠れて見候つれば、内より御許(おもと)だちたる女出で来て、男の候つると語らひて(今昔物語)、 とある、 御許、 は、 宮廷の女房などを呼ぶときの敬称。相当の身分の女性の意味、 とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。 御許、 は、 みもと、 と訓ませると、 仏世尊の所(ミモト)(「地蔵十輪経元慶七年点(883)」)、 と、 …

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