放免

鉾(ほこ)を取りたる放免(はうめん)の、蔵の戸の許に近く立ちたるを、蔵の戸のはざまより、盗人、此の放免を招き寄す(今昔物語)、 の、 放免、 は、 はうべん、 ともいい(「べん」は「免」の漢音)、 平安・鎌倉時代、検非違使庁の下で犯人捜査などに従事した下部(しもべ)、刑期終了後に放免された罪人をこれに使用した、 のでいう(岩波古語辞典)。 犯罪…

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