落蹲(らくそん)
髪をば後(うしろ)ざまに結ひて、烏帽子もせぬ者の、落蹲(らくそん)と云ふ麻衣のうにてあれば(今昔物語)、
の、
落蹲、
は、
高麗樂のひとつ、
で、
納蘇利(なそり)ともいう、
とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。「納蘇利」は、
納曾利、
とも当て、正確には、
《納曾利》通常為雙人舞、單人獨舞時又稱為《落蹲》、
とあり(ht…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか