返さの日

然る閒、賀茂の祭の返(かへ)さの日、此の三人の兵(つはもの)共云ひあわせて(今昔物語)、 の、 返さの日、 は、 祭の次の日、祭を終わって賀茂の斎院が紫野(賀茂の斎宮の御所があった)へ帰っていく、其を公卿が行列で送るのである、 とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。 かへさ、 は、 歸方、 と当て、 「かへるさ」の略、 とあり…

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