髄脳

詠む歌には、髄脳(ずいなう)・打聞(うちぎき)などいひて多くありげなり。今様には、いまださること無ければ、俊頼(としより)が髄脳を学びて、これを撰ぶところなり(梁塵秘抄口伝集)、 とある、 髄脳、 は、 和歌の髄脳、いと所せく(たくさんあり)、病(歌病)、さるべき心多かりしかば(源氏物語)、 とあるように、 奥義や秘説・心得を書いた書物、 とあり(馬…

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