鳥瑟(うしつ)
毗沙利(びしゃり)國の観音は、今は鳥瑟(うしつ)も見えじかし、入りぬらん、聖徳太子の九輪(くりん)は、光も變(かは)らで今ひをつあり(梁塵秘抄)、
の、
鳥瑟、
は、
烏瑟膩沙(うしちにしゃ)、
の略で、
梵語uṣṇīṣa、
の音訳、
うしち、
うしつ、
うすつ、
うしつにしゃ、
うちにしゃ、
ともいい、
仏頂、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか