鐵圍山
勝れて高き山、須彌山耆闍崛山(せん)鐵圍山(てちゐせん)、五臺山、悉達(すだち)太子の六年行ふ檀特山(だんとくさん)、土山(どせん)黒山(こくせん)鷲峯山(ぶせん)(梁塵秘抄)、
とある、
悉達(すだち)太子、
の、
悉達(すだち)、
は、普通、
Siddhãrtha、
の音訳で、
しったたいし、
と訓ませ、
悉達多(しったるた)、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか