霊鷲山」(りょうじゅせん)
勝れて高き山、大唐唐(だいたうたう)には五臺山、靈鷲山、日本國には白山(しらやま)、天台山、音にのみ聞く蓬莱山(ほうらいさん)こそ高き山(梁塵秘抄)、
の、
靈鷲山(りょうじゅせん)、
は、梵語、
Gdhrakaparvata、
の訳、
禿鷲の頂という山、
という意(原語のグリドラはハゲワシのこと)で、
耆闍崛山、此翻靈鷲、亦曰鷲頭(法華文句)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか