咒師
天魔が八幡(やはた)に申(まう)すこと、頭(かしら)の髪こそ前世の報(ほう)にて生(を)いざらめ、そは生いずとも、絹葢(きぬがさ)長幣(ながぬさ)なども奉らん、咒師の松犬(まついぬ)とたたひせよ、しないたまへ(梁塵秘抄)、
の、
咒師(呪師)、
は、
じゅし、
とも、
しゅし、
すし、
ずし、
とも訓み、
大法会で、陀羅尼(だらに)を誦して…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか