能化
天台大師は能化の主(す)、眉は八字に生(お)いわかれ、法(のり)の使(つかひ)に世に出(い)でて、殆ど佛(ほとけ)に近かりき(梁塵秘抄)、
の、
能化(のうげ・のうけ)、
は、「六道能化」で触れたように、
能く化すということ、
で、
「化」は教える、指導する、
という意味で、
我及諸子若不時出。必為所焼者。我譬能化仏、諸子譬所化衆生(法華義疏)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか