作禮而去(さらいにこ)
法華経八巻(やまき)は一部なり、拡げて見たればあな尊(たうと)、文字毎に、序品第一より受學無學作禮而去(さらいにこ)に至るまで、讀む人聞くもの皆佛(梁塵秘抄)、
の、
作禮而去(さらいにこ)、
は、
法華経普賢菩薩勧発品第二十八、阿弥陀経等の経典の末尾にある句、
で、
礼(らい)を作(な)して去りにき、
と、
仏の説教が終わって聴衆が会場を退出…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか