観音勢至
観音勢至の遣水は、阿耨多羅(あのこたら 阿耨多羅)とぞ流れ出(い)づる、流れたる……(梁塵秘抄)、
の、
観音(かんのん)、
は、
観音菩薩、
勢至(せいし)、
は、
勢至菩薩、
の意かと思う。「菩薩」は、
菩、普也、濟也、善普濟衆生(金剛経・注)、
と、
菩提薩埵の略、
である(大言海)。「薩埵」は、
梵語sat…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか