若王子(にゃくおうじ)
熊野へ参らむと思へども、徒歩(かち)より参れば道遠し、すぐれて山きびし、馬(むま)にて参れば苦(く)行にならず、空より参らむ羽(はね)たべ若王子(梁塵秘抄)、
の、
若王子(にゃくおうじ)、
は、
熊野の十二所権現の一つ。十一面観音の垂迹(すいじゃく)といわれる、
とある(日本国語大辞典)。『長秋記』長承三年(1134)の記事で、
若宮(わかみや)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか