四向四果(しこうしか)
鷲のおこなふ深山(みやま)より、聖徳太子ぞ出(い)でたまふ、鹿(かせぎ)が苑(その)なる岩屋より、四果の聖(ひじり)ぞ出でたまふ(梁塵秘抄)、
の、
四果、
とは、
四向四果(しこうしか)、
の
四果、
だと思われる。
四向四果、
は、
四双八輩(しそうはっぱい)、
四向四得、
ともいい、
「向」は修行の目標、「果」は…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか