有漏・無漏
有漏(うろ)の此の身を捨てうでて、無漏(むろ)の身にこそならむずれ、阿彌陀佛(ほとけ)の誓(ちかい)あれば、彌陀に近づきぬるぞかし(梁塵秘抄)、
の、
有漏、
の、
漏、
は煩悩の意、
で、
有漏(うろ、梵語sāsrava)、
は、
煩悩のある状態、
無漏(むろ、梵語anāsrava)、
は、
迷いを離れていること、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか