健児(こんでい)
今聞く、大日本国(おおやまとのくに)の救将(すくいのきみ)廬原君臣(いおはらのきみおみ)、健児(こんでい)万余(よろづあまり)を率(い)て、正に海を越えて至らむ(日本書紀)、
の、
健児、
は、
けんじ、
と訓むと、
快馬健児、不如老嫗吹篪(洛陽伽藍記)、
と、
壮士、
と同義で、
血気盛んな若者、
の意であり、さらに、漢語で…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか