不軽大士

不軽大士(ふし)のかまへには、逃るるひとこそ無かりけれ、誹(そし)る縁(えん)をも縁として、終(つい)には佛になしたまふ(梁塵秘抄)、 の、 大士、 は、 だいし、 だいじ、 と訓ませ、梵語、 Mahāsattva、 の訳、 摩訶薩(まかさつ)、 摩訶薩埵(まかさった)、 と音写され、 すぐれた人、 偉大な人、 立派な人、 …

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