真如
積もれる罪は夜の霜、慈悲の光にたとへずば、行者の心をしづめつつ、実相真如を思ふべし(梁塵秘抄)、
の、
行者(ぎょうじゃ)、
は、
修行者、
行人(ぎょうにん)、
ともいい(「行人」を「こうじん」と訓むと、道を行く人の意になるが、これでも意味の範囲内にあるように思う)、
仏道を修行する人、
の意で、念仏の人を、
念仏行者、
真言を行ずる…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか