五つの須弥

眉の間の白毫は、五つの須彌(しみ)をぞ集めたる、眼(まなこ)の間の青蓮は、四大海(しだいかい)をぞ湛へたる(梁塵秘抄)、 の、 白毫(びゃくごう)、 は、既にふれたように、 仏三十二相の一で、眉間の白毫(白い毛)は右旋して光明を発する、 といい(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)、 眉間白毫相(みけんびゃくごうそう)、 と呼び(広辞苑)、 世閒眉閒…

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