甲乙(かんおつ)

其ふりつよからぬやうにして、聲のかすりなく、甲乙ただしく唱ものなり(梁塵秘抄口伝集巻11)、 の、 甲乙、 は、 こうおつ、 と訓ませると、 来十月、明年正月、四月節中、並甲乙日也(「小右記」和元年(1012)六月一六日) と、 十干の甲と乙、 つまり、 きのえときのと、 の意であったり、 是以除普明国師之外、龍湫・性海…

続きを読む