甲乙(かんおつ)
其ふりつよからぬやうにして、聲のかすりなく、甲乙ただしく唱ものなり(梁塵秘抄口伝集巻11)、
の、
甲乙、
は、
こうおつ、
と訓ませると、
来十月、明年正月、四月節中、並甲乙日也(「小右記」和元年(1012)六月一六日)
と、
十干の甲と乙、
つまり、
きのえときのと、
の意であったり、
是以除普明国師之外、龍湫・性海…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか