笏
拍子をうつとて、笏のさへ舞をばなをしもつめて拍子をとり、刻笏の音にさへよと打に(梁塵秘抄口伝11)、
の、
笏(しゃく)、
は、
さく、
とも訓まし、
束帯着用の際、右手に持って威儀を整えた板片、
である(広辞苑)。唐制の、
手板(しゅはん)、
にならい、もとは、
裏に紙片を貼り、備忘のため儀式次第などを書き記した、
とある(…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか