影待(かげまち)
影待や菊の香のする豆腐串(芭蕉)、
の、
影待(かげまち)、
は、
正月・五月・九月の吉日、飲食しながら夜を徹して日の出を待つ行事、
をいい(松尾芭蕉(雲英末雄・佐藤勝明訳註)『芭蕉全句集』)、ここの「影待」は、
九月、
であるらしい(仝上)。
影待、
は、
日待、
に同じ(広辞苑)とある。
日待の、
マチ、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか