命なりけり

春ごとに花のさかりはありなめどあひ見むことは命なりけり(古今集)、 の、 命なりけり、 は、 命があってのことだ、 と注釈する(高田祐彦訳注『古今和歌集』)。 年たけて又こゆべしと思ひきやいのちなりけり小夜の中山(西行)、 今ははや恋死なましをあひ見むとたのめし事ぞいのちなりける(古今集)、 もみぢばを風にまかせて見るよりもはかなき物はいのちなりけり(…

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