節季候(せっきぞろ)
節季候の来れば風雅も師走哉(芭蕉)、
の、
節季候(せっきぞろ)、
は、
せきざうらふ、
せきぞろ、
ともいい、
節季(せっき)にて候、
の意(デジタル大辞泉)で、
歳末(普通は十二月下旬)、笠に歯朶を挿し顔を赤い布で覆った異装で家々を回り、数人で歌い踊って米銭を受ける物乞い、
とある(松尾芭蕉(雲英末雄・佐藤勝明訳註)『芭蕉全句集』)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか