まだし

五月来ば鳴きもふりなむほととぎすまだしきほどの声を聞かばや(古今和歌集)、 の、 まだしきほど、 は、 ほととぎすが本格的に鳴き始めないうちのまだ幼い声、 と注記がある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 まだし、 は、 未だし、 と当て、 まだその期に達しない、 意から、転じて、 なからまではあそばしたなるを末なんまだ…

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