玉づさ
秋風に初雁が音ぞ聞こゆなる誰が玉づさをかけて来つらむ(古今和歌集)、
の、
たまづさ、
は、万葉集では、
たまづさの、
という形で、
使ひ、
にかかる枕詞であり、さらに、
使者そのもの、
の意味になったが、古今集から、
使者が携えてくる手紙、
の意となる(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)と注記がある。なお、
雁が手紙を運…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか