算賀

八十(やそじ)の賀にしろがねを杖につくれりけるを見て(古今和歌集)、 の、 賀にしろがねを杖につくれりける、 とあるのは、 算賀におくられるならわし、一般は竹のものが多い、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 算賀、 の算は、 廣韻(北宋、韻書)に「物数也」とあり、年数の義、年齢の意、年賀とも云ふ、是なり、至尊の御年齢を、御算、寶算と申…

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