算賀
八十(やそじ)の賀にしろがねを杖につくれりけるを見て(古今和歌集)、
の、
賀にしろがねを杖につくれりける、
とあるのは、
算賀におくられるならわし、一般は竹のものが多い、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
算賀、
の算は、
廣韻(北宋、韻書)に「物数也」とあり、年数の義、年齢の意、年賀とも云ふ、是なり、至尊の御年齢を、御算、寶算と申…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか