貌鳥(かほどり)

朝ゐでに来鳴く貌鳥汝(な)れだにも君に恋ふれや時終(を)へず鳴く(万葉集)、 貌鳥の間なくしば鳴く春の野の草根の繁き恋もするかも(万葉集)、 の、 かほ鳥、 は、 顔鳥、 貌鳥、 容鳥、 等々と当てる(広辞苑)。 かほ鳥の聲も聞きしに通ふやと繁みをわけて今日ぞたづぬる(源氏物語)、 と、「万葉集」「源氏物語」に登場するが、何の鳥かは分っていない…

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