貌鳥(かほどり)
朝ゐでに来鳴く貌鳥汝(な)れだにも君に恋ふれや時終(を)へず鳴く(万葉集)、
貌鳥の間なくしば鳴く春の野の草根の繁き恋もするかも(万葉集)、
の、
かほ鳥、
は、
顔鳥、
貌鳥、
容鳥、
等々と当てる(広辞苑)。
かほ鳥の聲も聞きしに通ふやと繁みをわけて今日ぞたづぬる(源氏物語)、
と、「万葉集」「源氏物語」に登場するが、何の鳥かは分っていない…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか