くもゐ
山高み雲ゐに見ゆる櫻花心の行きて折らぬ日ぞなき(古今和歌集)、
の、
雲ゐ、
は、
雲居、
雲井、
などと当て、
雲のあるあたり、
の意で、上記歌では、
櫻を雲に見立てたものではないが、通じるものがある、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
「雲居」で触れたように、「雲居(くもゐ)」は、
ヰは、坐っているところの意(…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか