くもゐ

山高み雲ゐに見ゆる櫻花心の行きて折らぬ日ぞなき(古今和歌集)、 の、 雲ゐ、 は、 雲居、 雲井、 などと当て、 雲のあるあたり、 の意で、上記歌では、 櫻を雲に見立てたものではないが、通じるものがある、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 「雲居」で触れたように、「雲居(くもゐ)」は、 ヰは、坐っているところの意(…

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