唐衣
唐衣たつ日は聞かじ朝露のおきてしゆけば消(け)ぬべきものを(古今和歌集)、
唐衣着つつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞおもふ(仝上)、
唐衣、
は、
韓衣、
とも当て(大辞林)、
からころも、
と訓ませ、近世以降、
からごろも、
とも訓み、
袖が大きく、裾はくるぶしまでとどき、日本の衣服のように褄前を重ねないで、上前、下前を深…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか