唐衣

唐衣たつ日は聞かじ朝露のおきてしゆけば消(け)ぬべきものを(古今和歌集)、 唐衣着つつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞおもふ(仝上)、 唐衣、 は、 韓衣、 とも当て(大辞林)、 からころも、 と訓ませ、近世以降、 からごろも、 とも訓み、 袖が大きく、裾はくるぶしまでとどき、日本の衣服のように褄前を重ねないで、上前、下前を深…

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