都鳥
名にしおはばいざこととはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(古今和歌集)、
の、
詞詞に、
白き鳥のはしと足と赤き、川(隅田川)のほとりにあそびけり、京には見えぬ鳥なりければ、みな人見知らず、
とある。これは、『伊勢物語』九段の、
なほ行き行きて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それを隅田河といふ。その河のほとりにむれゐて、思ひやれば、かぎりなく…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか