とよむ

來べきほど時すぎぬれや待ちわびて鳴くなる人をとよむる(古今和歌集)、 の、 とよむ、 は、 音や声を鳴り響かせる、 意とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 「どよむ(響)」で触れたように、今日の「どよむ」は、色葉字類抄(平安末期)に、 動、とよむ、 とあり、平安時代までは、 とよむ、 と清音で、 「どよむ」に変わったのは…

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