うつせみ

ありと見てたのむぞかたき空蝉の世をばなしとや思ひなしてむ(古今和歌集む) は、 世をばなしとや、 で、 をばな、 を詠みこんでいる(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。この、 空蝉(うつせみ)、 は、 世の枕詞、 として使われている。 うつせみ、 は、 ウツシ(現)オミ(臣)の約ウツソミが更に転じたもの。「空蝉」は当て字、…

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