心もしのに

淡海(あふみ)の海夕浪千鳥(ゆふなみちどり)汝(な)が鳴けば心もしのにいにしへ思(おも)ほゆ(万葉集)、 の、 心もしのに、 は、 心が萎(しを)れて、 の意とある(斎藤茂吉「万葉秀歌」)。 しの、 は、 草や藻などが風や波などになびきしなうさまをいう、 とある(精選版日本国語大辞典)ので、 心もしなうばかりに、 心もぐったりして…

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