めどに削り花
花の木にあらざらめども咲きにけりふりにしこのみなるときもがな(古今和歌集)、
の、前文に、
めどに削り花させりけるをよませたまひける、
とある、
めど、
は、
萩の一種、
削り花は、
木を削って造った造花、
をいい、
めどに削り花、
とは、古今伝授の、
三木(さんぼく)、
のひとつ、
めどに造化を挿す、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか