うばたまの
うばたまの我が黒髪を引きぬらし乱れてなほも恋ひ渡るかも(万葉集)、
うばたまの夢になにかはなぐさまんうつつにだにもあかぬ心を(古今和歌集)、
の、
うばたまの、
は、「夢」にかかる枕詞(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)とある。この、
うばたまの、
は、
奴婆多麻能(ヌバタマノ)黒き御衣(みけし)をま具(つぶさ)に取り装(よそ)ひ(古事記・歌謡)
和妙(…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか