ささがに
白露を玉にぬくとやささがにの花にも葉にも糸をみな綜(へ)し(古今和歌集)
の、
ささがにの、
は、
蜘蛛にかかる枕詞、
で、平安時代は、
ささがに、
は、
蜘蛛そのもの、
をいう(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)とある。
ささがにの、
は、奈良時代の、
わが背子が來べき宵なりささがねの蜘蛛のおこなひ今宵著(しる)しも(日…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか