綜(ふ)
白露を玉にぬくとやささがにの花にも葉にも糸をみな綜(へ)し(古今和歌集)
の、
糸をみな綜(へ)し、
に、
をみなへし、
を詠みこんでいる(仝上)が、
へ(綜)、
は、終止形、
綜(ふ)、
で、
縦糸を機(はた)にかけて、織れるようにすること、
とある(仝上)。和名類聚抄(931~38年)には、
綜、和名閉(へ)、機縷持…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか