墨流し

春霞中し通ひ路なかりせば秋來る雁は帰らざらまし(古今和歌集)、 の、 春霞中し、 に、 詠みこんだのが、 墨流し、 で、 墨を水面に浮かべてできた模様を、髪に移し染める染色法、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。かつて担当した書物のカバーに墨流しの模様を使った記憶がよみがえる。 (墨流染 精選版日本国語大辞典) 墨流し、 …

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