虎嘯
子房未虎嘯(子房、未だ虎嘯せざりしとき)
破産不為家(産を破り家を為(おさ)めず)(李白)
の、
虎嘯(こしょう)、
は、文字通り、
虎が吠える、
意で、
虎が吠えれば、風が巻き起こると言われ、風雲に乗じて大事業に乗り出すこと、
をいう(前野直彬注解『唐詩選』)とある。
子房、
とは、
張子房、
漢の高祖の軍師であった、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか