已矣(やんぬるかな)
覇図悵已矣(覇図(はと)、悵(ああ)已んぬるかな)
驅馬復歸來(馬を驅りて復た歸り來(きた)る)(陳子昂・薊丘覧古)
の、
悵、
は、
歎いたり恨んだりして、心の痛む時の間投詞、
で、また、
歎き怨むという意味もあり、ここで動詞にとって、
已みぬるを痛み、
と読むこともできる(前野直彬注解『唐詩選』)とある。また、
已矣(イイ)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか