挂冠

誓将挂冠去(誓って将に冠を挂(か)けて去り) 覚道資無窮(覚道、無窮に資せんとす)(岑参)、 の、 挂冠(けいかん・かいかん)、 は、文字通り、 冠をぬいでかける、 意だが、 冠は官位を持つ人が被るものなので、辞職することを言う、 とある(前野直彬注解『唐詩選』)。 後漢の逢萌(ほうぼう)が辞職するとき、冠を脱いで、都の城門にかけ、家に帰ろう…

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