窮陰

獨往路難盡(獨往、路、盡き難く) 窮陰人易傷(窮陰、人、傷み易し)(崔曙・早発交崖山還太室作) の、 窮陰(きゅういん)、 は、 おしつまった陰気、 の意、 一年は陰気と陽気の交替と考えられた。春に陽が発生して夏に極点に達し、秋に陰が生じて冬に極点に達するわけである。したがって(この詩の)12月は陰の一番最後に当たる、 とある(前野直彬注解『唐詩選…

続きを読む