桃李蹊
倶遨侠客芙蓉剣(倶(とも)に遨(むか)う侠客芙蓉の剣)
共宿娼家桃李蹊(共に宿る娼家桃李の蹊(けい))(盧照鄰・長安古意)
の、
桃李蹊、
は、
蹊は小道、桃や李の花咲く小道、
をいい、「漢書」李陵伝に引用されていることわざに、
桃李は言わざれども、下自ずから蹊をなす、
とあるのをふまえる(前野直彬注解『唐詩選』)とある。
桃李(トウリ)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか