しきたへ
わが恋を人知るらめやしきたへの枕のみこそ知らば知るらめ(古今和歌集)、
しきたへの枕の下に海はあれど人をみるめはおひずぞありける(古今和歌集)、
の、
しきたへの、
は、
枕、床、袖などににかかる枕詞、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
しきたえ、
は、
敷栲、
敷妙、
と当て、
共寝するために敷く栲(たへ)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか