丹青
丹青不知老将至(丹青 老いの将(まさ)に至らんとするを知らず)
富貴於我如浮雲(富貴は我に於て浮雲(ふうん)の如し)(杜甫・丹青引贈曹将軍覇)
の、
丹青、
は、
赤と青、
で、
絵画をいう(前野直彬注解『唐詩選』)とある。
丹青(たんせい)、
は、
丹砂と青雘(せいわく)、すなわち赤の絵具の材料になる石と青の絵具の材料になる土、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか