積水
積水不可極(積水(せきすい) 極む可(べ)からず)
安知滄海東(安(いずく)んぞ滄海の東を知らんや)(王維・送秘書晁監(阿部仲麿)還日本国)
の、
積水、
は、
海のこと、
とある(前野直彬注解『唐詩選』)。「荀子」儒効篇に、
水を積む、これを海という、
とあるのにもとづく(仝上)とある。
勝者之戦、若決積水於千仞之谿者形也(孫氏)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか