飼ふ
駒とめてなほ水かはむ山吹の花の露そふ井手の玉川(皇太后宮大夫(藤原)俊成)、
の、
花の露そふ、
は、
詠歌一体で制詞とされる、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
制詞、
とは、
制(せい)の詞(ことば)、
ともいい、
禁制の歌詞、
といい、歌学で、
聞きづらいとか、耳馴れないとか、特定の個人が創始した表現である…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか