齋院
忘れめや葵を草に引き結び仮寝の野辺の露のあけぼの(式子内親王)、
の詞書に、
斎院に侍りける時、神館にて、
とある(新古今和歌集)。
斎院、
は、
賀茂社に奉仕する斎王。未婚の内親王・女王が卜定された、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
神館、
は、
神事の際に神官などが参籠する建物、
とあり、
ちはやぶる斎(い…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか