下紐

思ふとも恋ふともあはむものなれやゆふ手もたゆくとくる下紐(古今和歌集)、 の、 とくる下紐、 は、 下紐が解けるのは、思いを寄せる相手と逢える前兆と信じられていた、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 下紐(したひも)、 は、 装束の下、肌着の上に結ぶ帯、したおび、 とあり(精選版日本国語大辞典)、 下裳(したも)などのひも…

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